参加企業

会員

※ ロゴをクリックするとその企業・団体のホームページに移動します。

アルプスアルパイン

アルプスアルパインのマイクロ流路デバイスは、材料にCOP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)の高機能樹脂を使用しています。
COP/COCはマイクロ流路デバイスに最適な樹脂材料の一つである一方、接合が難しいという問題があり、各社が対応に苦慮していました。この難題を解決したのが、アルプスアルパインが独自に開発した接合技術です。

この技術では、COP、COCプレートを一度に7枚まで接合することができ、接着剤を使わず高強度・高耐圧性を実現しているのが最大の特徴です。接着剤や両面テープを使用した場合、成分がわずかでも溶出して検体に混入すると、毒性の問題などを含め正確な測定結果が得られなくなってしまいます。

高度な金型技術によるミクロンレベルの精度を維持しながら、内圧10MPaの耐圧性能により、接合面から剥がれない、筐体破壊レベルの圧倒的な高強度と一体化を実現しました。これにより血液など検体を扱う流路で「剥がれない」「割れない」「漏れない」完全クローズドデバイスの機能を果たし、検査・分析の高い信頼性を担保します。

朝日ラバー

株式会社朝日ラバーは 1970 年の創業以来、「色と光のコントロール技術」「表面改質及びマイクロ加工技術」「素材変性技術」を軸とした高い技術力によるご提案をしております。工業用ゴム製品事業に加え、医療・ライフサイエンス分野への事業でも多くの実績を誇る会社です。

MPS 分野においては、ゴムと異素材を一体化する「分子接合技術」、シリコーンゴムをより人体環境に近づけることが可能な「超親水処理技術」など、お客様の課題解決に向けた新しい技術を開発しております。

金属・樹脂・陶器とゴムとの積層による弾性と剛性を有したデバイス、血液や検液を弾く事のない細胞毒性のない柔軟なシリコーンゴムなどの当社技術を応用して、みなさまの課題解決にお応えします。

富士フイルム

富士フイルム株式会社は、ライフサイエンス領域の事業成長を加速させるため、創薬支援CROビジネスに本格参入しました。同ビジネスの全体戦略を立案・推進する「CRO事業推進室」を新設し、新たな医薬品のシーズ探索や有効性・安全性評価などのサービスを提供。製薬企業をはじめとする顧客の創薬研究をサポートしております。

同推進室にて創薬支援CROビジネスの全体戦略を立案。バイオ関連技術の研究開発を行う「バイオサイエンス&エンジニアリング研究所」や、高度な製造インフラおよび創薬の知見を有する富士フイルム富山化学株式会社、試薬ビジネスなどで培った強固な国内販売網を持つ富士フイルム和光純薬株式会社といった当社グループのリソースを結集させ、国内において創薬支援CROビジネスを展開しています。

具体的には、iPS細胞のリーディングカンパニーであるFUJIFILM Cellular Dynamics(フジフイルム セルラー ダイナミクス), Incが開発・製造するヒトiPS細胞由来分化細胞と、幅広い製品開発で蓄積してきたAI(人工知能)技術を組み合わせた、医薬品候補物質の有効性・安全性評価および作用機序解析のサービスを提供。ヒト生体への作用を再現し高精度に評価・解析できるという特長を生かし、マウスなどを用いた動物実験を削減したいという顧客ニーズに応えます。また、遺伝子治療薬などのサンプル作製や、同治療薬の分子構造の解析を受託。さらに、がんや感染症の分野を中心に培ってきた、医薬品の研究開発の知見を生かし、創薬コンサルティングも行っています。

富士フイルムは現在、重点事業領域の1つであるライフサイエンス領域において、低分子医薬品およびバイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)サービスを提供しています。今後、創薬支援CROサービスの本格展開を図り、創薬研究から生産プロセス開発、治験薬製造、商業生産までカバーするトータルサポート体制を確立していきます。

三井化学

【三井化学について】

三井化学の起源は1912年に遡ります。当時の社会課題であった食糧増産のため、日本で初めて石炭副生ガスから化学肥料原料を生産し、農業の生産性向上に大きく貢献しました。その後、石炭化学からガス化学へとテクノロジーを進化させ、1958年には日本初の石油化学コンビナートを築き、日本国内の産業界を牽引してきました。今では数多くの世界トップ製品を有しており、売上高1兆8000億円、世界約30か国、160社以上を抱えるグローバル企業へと成長しています。その事業ポートフォリオは、ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、ベーシック&グリーン・マテリアルズ分野と多岐に亘っています。三井化学は、今後も卓越したソリューションと「新たな顧客価値の創造」を通じ、社会課題の解決に貢献してまいります。

横河電機

横河電機は、1915年の創業以来100年以上にわたり培ってきた計測・制御・情報の技術をもとに、エネルギー、素材、医薬品、食品等の産業や生活インフラを支えるお客様に最先端の製品やソリューションを提供し、社会の発展に貢献しています。

地球の未来を考え、経済や社会、環境におけるさまざまな課題をお客様とともに解決していくことで、持続可能な社会の実現を目指します。

日本ゼオン

日本ゼオンは1950年の創業以来70余年、化学の力を源泉に、独創的技術によって生み出される世界に誇れる製品を次々と世の中に提供し続けてきました。

1959年に日本で初めて合成ゴムの量産化に成功した当社は、確かな技術力をベースに、各種合成ゴムや合成ラテックス、熱可塑性エラストマーといった製品を次々と開発しました。さらに、省燃費タイヤ用の合成ゴム、自動車の重要保安部品である特殊合成ゴムの生産、加工などは、グローバルな見地からいち早くアジアを中心に海外展開を図ってきました。現在、当社は国内外合わせて50社を超えるグループ企業を擁し、事業を展開しています。

その後、本格化した新規分野への事業展開は、当社の独自技術開発への挑戦の歴史でもあります。高機能樹脂や光学フィルム、電子材料やリチウムイオン電池材料といった、当社事業のもう一つの柱である高機能材料事業の製品群は、現代の私たちの暮らしを支える素材として欠かせないものとなっています。

激変が予測される現状の事業環境においても、安全第一で工場の操業に取組み、これらの製品をお客様に安定した品質でお届けするとともに、地球環境保全への取り組みも真摯に継続してまいります。

(社 名)日本ゼオン株式会社(ZEON CORPORATION)
(設 立)1950年4月
(事業内容)
エラストマー素材事業:合成ゴム、合成ラテックス、化成品
高機能材料事業:高機能樹脂・部材、電子材料、電池材料、化学品、重合法トナー、医療器材
その他:CNT事業、RIM配合液・成形品、塗料等の販売など

関連団体

※ ロゴをクリックするとその企業・団体のホームページに移動します。

MPS実用化推進協議会

MPS (microphysiological systems)は、生体模倣性の高い新規in vitro評価系として近年注目されています。欧米では2010年頃より研究開発が始まり、すでに多くのMPSサプライヤーから様々な種類の細胞・デバイスが提供され、製薬会社ではMPSが医薬品の研究開発に取り入れられています。

我が国では、AMED-MPS事業(2017~2021年度)に引き続いて、2022年度からAMED-MPS2事業が日本発MPSの社会実装に向けた取り組みを進めています。また、社会実装から行政的利用への橋渡しをMPS-RSプロジェクトが担当しています。

今後、MPSに関連する研究・開発をさらに発展させ、真に社会実装から行政的利用を目指すには、産学官のそれぞれの立場から幅広い意見を集約し、それをMPS開発に反映させることが必要であると考えます。そこで、MPSを用いた評価系に関するニーズを広く受け入れ、それを社会実装し、さらに行政的な利用までを見据えた産学官が広く参加する活動体として、MPS実用化推進協議会を設立しました。