株式会社フィジオスバイオテックは、ナノ・マイクロ技術をコアとして、MPSの開発を行うことを目的として、2023年に設立されたスタートアップです。当社ではヒトへの外挿性の高いMPSや希少疾患を再現したMPSを開発し、動物実験の削減、医薬品開発期間の短縮、化合物の安全性評価等に貢献することを目指しています。
創業者の京都大学横川は、ヒトiPS細胞から作製した腎臓組織から高機能な尿細管細胞を分取し、MPSに搭載することにより、従来の培養細胞では評価が難しかった薬物輸送を評価可能にしました。また、管腔構造を有する血管網の構築技術を活用し、希少がんの新規治療薬の評価、がん微小環境の再現、三次元組織との共培養にも取り組んできました。MPS分野の技術を社会に還元することを目的として、当社を設立しています。